少し前に福岡県弁護士会が福岡市にある全中学校の校則について調査した結果を発表しました。
その結果というのが、今の時代にまだ昭和時代に行われていたような校則が存在しているのかとびっくりしました。
「ブラック校則」などといってネタにされることもありますが、とてもじゃありませんが笑えないレベルです。
福岡市立中学校の校則があまりにもおかしすぎて唖然とした
【理不尽な校則 下着チェックも】https://t.co/6gmE2t12Tv
福岡県弁護士会は、福岡市立の中学全69校の校則に関する調査結果を発表した。男女を明確に分け、男女別の制服の着方推奨や、教員による下着チェック、内申点を盾に生徒を威圧したケースもあったといい、弁護士会は「人権侵害」と批判した。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) December 23, 2020
私がウン十年前に通っていた中学校も校則は結構厳しい方で、男子は坊主、女子は肩までの長さか髪をまとめて縛らなければいけませんでした。
下着についても一応白と言われていましたが、さすがに直接見るようなチェックはされませんでした。
そんな厳しい校則は平成の初期に廃れたと思っていたのですが、未だに残っており、それを厳しく検査してるなんてびっくりです。
令和の今になっても福岡市では、
- 「下着の色を白などに指定」
- 「ツーブロックなどの髪形を禁止」
- 「眉毛に手を加えることを規制」
などの校則が残っています。
さすがに坊主というのはないようですが、こんなこと校則にしたって何の意味もないのに。
校則よりひどい服装チェックや教師の脅し
しかし、校則よりもさらにひどいのが、それを取締る服装チェックや教師の指導の方法です。
実際にあった例として、
- 「女子生徒が男の先生から下着の色を指摘され、学校に行けなくなった」
- 「校則について生徒が疑問を呈しても、内申に響くぞと脅された」
- 「違反した下着を学校で脱がせる」
- 「廊下で一列に並ばされ、シャツの胸を開けて下着をチェックされる」
- 「体育館で男子がいるのに下着の色をチェックされる」
- 「白い靴下に縦に折り目が入っていなければならない」
- 「眉毛をそったら、集会などで眉を太く書かれる」
さすがに下着を脱がせるとか、女子生徒を男性教師がチェックするとか、完全なセクハラ・パワハラですね。
これが表に漏れないというのが、学校の閉鎖性なのでしょう。
令和の今になっても残っているというのが恐ろしいです。
校則になっている理由も言えない教師が学校をダメにする
福岡市の中学校の調査でさらにひどいのが、
- 後ろ髪を耳より下で縛る理由について、教師に「男子がうなじを見て欲情するから」「政府がそう言っている」と言われた。
- 生徒総会で校則に関する議論を教師に止められ、意見すると「内申書に響くぞ」と言われた。
あまりにもバカバカしくて教師と教育委員会のアホさ加減に開いた口が広がりません。
中学生男子なんて元気の塊ですから、うなじが出てようと出ていまいと、勝手に妄想して欲情します。
そして「政府が言っている」とか「内申書に響く」などと言って理由もできない教師、もはや思考停止状態です。
こんな状態でまともに生徒に指導なんてできるわけありません。
いっそのこと、もう中学校で制服を来たり、髪型などを校則で決めるのは時代遅れです。
小学校ではそんな校則はなかったのですから、中学校でも小学校と同じようにすればいいのです。
そうしたら教師側も服装チェックなどする余計な時間も減って、効率よくなりますしね。
いっそのこと、菅内閣でハンコを廃止するのと同じように全国の公立中学校の制服をやめようと言ってしまえばいいのです。
そうしたら教育委員会もお上の言ったことは絶対ですから、従わせるのは簡単でしょう。
これで全国の中学生は変な校則に悩まされることはなくなることでしょう。