よくミニマリストの中にはHSPの特性を持ってる人が多いようで、ブログやSNSをみると、そのことについて書いてあることをよく見かけます。
もしかするとミニマリストはほとんどの人がHSPではないかと錯覚してしまうことがあるくらいです。
そんな中、一応ミニマリストであると自覚している私ですが、正直なところ自分がHSPだと感じたことは一度もありません。
というよりミニマリストになってからHSPという言葉を知ったくらいです。
実際のところ、私自身もHSPとはどんなものかよくわかっておりません。
ちょうどいい機会なので、HSPについて少し調べてみました。
HSPとはどんなものなのか?
HSPは、米国の心理学者であるエレイン・N・アーロン博士が提唱した心理学的概念で、神経が細やかで感受性が強い性質を生まれ持った人のことです。全人口の15~20%、約5人に1人はHSPと考えられています。
<中略>
HSPの人は、感覚的な刺激に対して無意識的・反射的に対応する脳の部位、「扁桃体」の機能が過剰に働きがちで、HSPではない人と比べて刺激に強く反応し、不安や恐怖を感じやすいことが分かっています。相手の気持ちを察知して行動したり、物事を深く探究できる半面、ささいなことで動揺したり、ストレスをためてしまうこともあります。
<サワイ健康推進課「心が疲れやすくて生きづらい…それは「HSP」かもしれません」より引用>
HSPについて沢井製薬の関連サイトに詳しく掲載していたものです。
気になったところをマーカーでなぞりましたが、人と比べ非常に敏感な神経の持ち主だということがなんとなくわかりました。
さらに同サイトには次のようなことも記載されています。
【HSPの人が抱えやすい悩み】
- 周りの人に「敏感」「内気」と言われることが多い
- 生活の急な変化に弱く、動揺してしまう
- たくさんのタスクをこなさなければならなくなると、混乱してしまう
- 大きな音や強い光が苦手
- 些細なことでも、深く考えすぎてしまう
- 芸術に触れると大きく心を動かされる
- 忙しくなると、一人で静かに過ごせる刺激の少ない場所にこもりたくなる
- 他人の気分に振り回されやすく、対人関係に疲れがち
- 小さな音や匂いも気になってしまう
- 映画やドラマの暴力的なシーンが苦手
<サワイ健康推進課「心が疲れやすくて生きづらい…それは「HSP」かもしれません」より引用>
これをみると、自分に当てはまっているものもあれば、そうでないものもあります。
たくさんのタスクがあると混乱しまうことがありますし、他人の気分に振り回されイライラしたり、対人関係に疲れることもあります。
それでも、私の場合は時間が過ぎれば忘れてしまうので、HSPには当てはまらないのでしょう。
思えば、子供の頃から周りがうるさい環境の場所にいて自然と慣れてしまってますし、小さい音とかほとんど気になりません。
やはり私はHSPと無縁のようです。
HSPの人にミニマリストが多いのはなせだろう?
HSPとは無縁である私が語るのも変な話ですが、HSPの人にミニマリストが多いのはなぜなのでしょう?
HSPの方が負担を少なく生活するには、自分の行動や環境を変えることで対処することが可能と言われています。
刺激の少ない環境でなるべく生活するようにする、周りと少し距離をとる。
具体的には、周りが見えすぎないようにメガネをかける、イヤホンをして好きな音楽を聴く、締め付けすぎず心地よいと感じる服を着る、マスクでするなどです。
自宅などに余計なものがたくさんあるとストレスを感じることが多いそうなので、それを避けるために物が少ない部屋にすることも多いようです。
そうしているうちに、捨活やミニマリストに興味を持ち、自然とシンプルな生活をするようになったのでしょう。
以上のような理由でミニマリストにHSPの方が一定数いるということになります。
ただ、たまたまそういう結果になったというだけであって、HSPでなくても何もない空間が快感に感じる私のような人間もおりますので、結局は人それぞれの特性なのかもしれません。
HSPについて無知だった私ですが、今回のことで勉強になりました。
私としては今後も人を尊重し、思いやりを持って接していきたいと思います。