‘Almaz’が’Sweet love’に?原題と邦題がかけ離れている不思議

その他雑記

今回もまたラジオで流れていたある曲から気になっていたことを1つ。

なんでそうなったかは個人の勝手な推測ではありますが、ヘェ〜と思いながら綴ってみました。

 

先日、とても懐かしい曲が流れてきました。

聴いていると、何か心をえぐられるような気分になります。

1990年代のテレビのトレンディドラマが好きであれば、すぐにわかったでしょう。

私は見たことがないのですが、フジテレビ系で1991年に放送されていたドラマ「もう誰も愛さない」の挿入歌として使われていた曲です。

 

ランディ・クロフォードというアメリカでは有名なR&Bのシンガーが歌っており、元々は「Almaz(アルマズ)」というタイトルなのですが、日本ではなぜか「スウィート・ラブ」と付けられていました。

別にAlmazのままでもよさそうな気がするのですが、おそらく純粋な愛についての歌というのとわかりやすく伝え、ドラマの内容と合わせるために変えたののだろうと思われます。

歌詞に「sweetly surrendering(”もうどうにでもして”というニュアンス)」というフレーズが出てくるので、ここから拝借したのでしょう。

(”surrender”は降参という意味)

ちなみにAlmazとはロシア語(Алмаз)で「ダイヤモンド、ダイヤモンドの原石」という意味なのだそうです。

 

洋楽の場合、原題のままだと意味が通じにくいことがあるせいか、タイトルを帰るケースが昔はよくありました。

その中でも、未だに一番意味がわからないのがこちらです。

この曲、1981年にヒットした「Just the Two of Us(日本語に直訳すると”二人きり”)」です。

ところが日本ではこの曲に「クリスタルの恋人たち」というタイトルが付けられています。

一体どこの「クリスタル」の要素があるのか?

 

調べてみると、歌詞に「I see the crystal raindrops fall(結晶のような雨粒が降っているのが見える)」とありました。

ただし、クリスタルが出てくるのがこれだけです!

 

確かに純愛の歌なのですが、なぜクリスタルとつけたのか?

実は1980年に田中康夫が書いた「なんとなく、クリスタル」という小説が大ヒットし、クリスタル族という言葉も生まれるくらい大ブームになりました。

当時の雰囲気はわかりませんが、おそらくクリスタルというワードがトレンドになり、おしゃれな響きだったのでしょう。

ブームの真っ最中に、こんなビッタリな曲がヒットしたものだから、それにあやかって「クリスタルの恋人たち」とつけるのは、当時としては自然な流れだったのかもしれません。

 

当時は「クリスタルの恋人たち」という曲名もすんなり受け入れられたのでしょうけど、何十年も経つと何じゃそりゃ?と感じるのは当然です。

洋楽になせ不思議な日本語タイトルをつけるのか疑問ではありましたが、当時の時代背景からすると、それが普通だったのでしょうね。

色々調べて推測すると、なかなか面白いものです。