難解な詩だけどスガシカオの「黄金の月」が一番好きな歌かもしれない

音楽

スガシカオといえば、SMAPに歌詞を提供した「夜空ノムコウ」や、NHKのプロフェッショナルのテーマ曲「Progress」が代表的な曲として知られております。

それ以外にも数多くの曲を世に出しており、シンガーソングライターとして今でも第一線で活躍しております。

そんなスガシカオの楽曲でお気に入りの1曲を選ぶとなると非常に悩むのですが、個人的には「黄金の月」を挙げたいです。

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独特な世界観が難解な「黄金の月」

スガシカオの楽曲はデビュー当初の1997年から2020年代まで、多くの曲があるのですが、なぜか最近一番印象に残るのが「黄金の月」です。

「黄金の月」はスガシカオ2作目のシングルカットで1997年5月28日にリリースされました。

この曲はなぜか不思議とラジオで流れることが多く、スガシカオの密かな人気曲でもあります。

 

この曲はデビュー2作目とは思えないほど曲の完成度が高く、特に独特な世界観で書かれた歌詞が印象に残ります。

おそらく1回聞いただけでは理解するのは難しいです。

その後、歌詞カードを見ても更に混乱をしてしまいます。

”自分に冷めてしまった主人公が、恋人(あるいはパートナー)に対しても以前のような感情が戻らず、それでもなんとか2人の関係を保とうと、もがき苦しんでいる。暗い中で輝く月の光をなんとかかき集めて、少しでも2人の未来を照らしたい。”

う〜ん、読めば読むほど深みにハマってしまう歌詞です。

 

特に最後の部分が本当に奥深く解釈に悩んでしまうのですが、とても好きなフレーズです。

ぼくの未来に 光などなくても
誰かがぼくのことを どこかでわらっていても
君のあしたが みにくくゆがんでも
ぼくらが二度と 純粋を手に入れられなくても

夜空に光る 黄金の月などなくても

かつてのように情熱を無くしてしまったとネガティブに捉えることもできるかもしれないですし、お互いのいいとこ悪いところ全て受け入れ、さらに大人な関係になるためのポジティブな感情かもしれません。

今でも歌詞を読むたびに悩んでしまいます。

>> 黄金の月の歌詞はこちらから

 

デビュー当初の曲ではあるのですが、20年以上経った今でも、聴いた人々が様々なことを考えさせられ深みにはまる不思議な曲。

それゆえ、今でも人気がある曲なのかなと思います。