5月の終わり頃から6月にかけて、日本全国で梅雨入りし、雨の日が多くなります。
北海道は梅雨がないと言われていますが、それでも他の月に比べると雨の日が多い気がします。
個人的には傘をさすのが面倒で、何をどうしても足元などが濡れてしまうため、雨は嫌いです。
そんなわけで梅雨の時期は毎年憂鬱になるのですが、そんな中でもラジオなどから雨をテーマにした曲が流れると、少しだけ心が軽くなります。
雨をテーマにした曲は数多くあるのですが、特にラジオでこの時期によく耳にするのが今回紹介する2曲です。
どちらも古い曲なのですが、2020年代の今でも取り上げられることが多い名曲です。
雨音はショパンの調べ
1曲目は小林麻美さんの「雨音はショパンの調べ」です。
こちらは1984年にリリースされているのですが、今でも梅雨の時期になるとラジオでよく流れています。
(テレビではどうだか分かりませぬが)
この曲はもともとイタリアの男性歌手ガゼボが1983年にリリースした「I Like Chopin」というオリジナル曲があり、世界各国でヒットしました。
その後小林麻美さんがカバー、訳詩は松任谷由美さんが手掛けております。
日本ではオリジナルよりも、このカバー曲が流れることがほとんどです。
Rain
そしてもう1曲は大江千里さんの「Rain」です。
こちらも雨音はショパンの調べと同じくらい、梅雨の時期にラジオで流れることが多いです。
Rainは1988年に発売された7作目のオリジナル・アルバム『1234』に収録されており、長らくシングルカットされておりませんでした。
シングルカットされていない中では大江千里さんの名曲と言える1つです。
(その後2022年にデビュー40周年記念としてシングルカット)
Rainの特徴といえば、美しいメロディーと転調です。
特に転調の際に歌詞の時系列が進むという構成がまた素敵です。
この曲を聞いたら嫌いな雨も好きになれそうです。
なおRainは多くのミュージシャンにカバーされており、特に槇原敬之さんと秦基博さんのものは有名かもしれません。
秦基博さんのカバーは2013年のアニメ映画『言の葉の庭』のエンディングテーマとして採用され、その後シングル『言ノ葉』の2曲目として収録されました。
こちらのヒットでRainを知った方も多いかもしれません。
6月になったら、ラジオでこの2曲が流れるのを耳にすることが多くなるかもしれませんね。