ホテル暮らしに憧れるけれどもネックとなる問題点

ミニマム・シンプル全般

このところ、ネット記事だったり本などに目を通すと、自宅を持たずホテル暮らしをしている著名人が意外といます。

代表的な人としてはホリエモンこと堀江貴文氏がそうで、それこそスマホ片手にあちこち転々としながら暮らしていると自らの著書などで語っておりました。

そういう人たちは、自らミニマリストだとかシンプリストなどと公言することはありませんが、必然的に身の回りの持ち物が少なく身軽な暮らしをしています。

そんな生活に憧れる私も、一時期は必要最低限の荷物だけにして、それこそアドレスホッパーのような暮らしを目指していましたが、精神的に疲れてしまい自らを追い詰めることをやめました。

 

とはいえ、余計なものは持たなくていいし、部屋の掃除もしなくていい、光熱費も気にせず使う放題など、ホテル暮らしには魅力が多く、いまだに憧れる自分もいます。

著名人でなくても、実際にホテル暮らしを実践して生活している若い世代もおり、SNSや電子書籍などで暮らしぶりを発信しております。

ホテル暮らしで悠々自適に暮らしたいと思いながらも、いざやろうと考えた時に、どうしてもネックになることがあります。

結局のところ、日本に住んでいる限りはどこかに住民票登録をしなければいけないということです。

 

20代やギリギリ30代であれば、実家の親御さんにお願いして住民票に入れてもらうことはできるでしょう。

でも、それは親御さんがさほど歳をとっていない場合だからできること。

私の場合は、もう後期高齢者の両親の家に住民登録させてくれとは、やはり言いづらいものです。

登録だけならいいのですが、自分宛の郵便などがその家に届くことになり、やはり迷惑をかけることになります。

郵便物などを受け取ってもらうだけとはいえ、それが継続すると負担になり、心配をかけてしまうことにもなります。

さすがに私ももう若くないですし、できれば自分のことで余計な迷惑はかけたくありません。

 

では、どこかに仮の住まいを借りて住所だけ置いておくという方法もありますが、それだけのために毎月家賃を払うのも勿体無いです。

だったら、普通にそこで住んでいた方がマシです。

 

結局ホテル暮らしなど、アドレスホッパー的な暮らしに憧れても、さまざまな理由で諦めざるを得ません。

よく自己啓発本などでは、できない理由ではなくできる方法を考えなさいと指南されることが多いですが、何でもかんでもうまくいくものではありません。

世の中、全てがうまくいくわけではありませんので、ある程度はできないことも受け入れ、その範囲で自分ができるだけ快適に過ごせる方法を考える。

今はそうでも、今後は変化があるかもしれませんので、そういう状況になった時に柔軟に対応できる自分でいないなと思います。