「アドレスホッパー」と「ミニマリスト」の違い・共通点とは

ミニマム・シンプル全般
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「アドレスホッパー」というライフスタイルが最近になってメディアなどで取り上げられることが多くなりました。

昔の話になりますが、2019年3月にはテレビ番組「マツコ会議」でも放送されていました。

アドレスホッパーとは定住せず安宿などを転々としてしている人のことです。

どこかミニマリストと似ているような気がします。

 

今回はアドレスホッパーとはどんなライフスタイルなのか?

そしてミニマリストとの共通点・相違点について書いてみました。

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アドレスホッパーとはどんな人たちのことなのか

冒頭でも説明しましたが、アドレスホッパーとは1ヶ所に住み続けることなく、安宿やシェアハウス・ゲストハウスなどを転々をしている人のことを言います。

[アドレス(住所)]+[ホッパー(転々とする)]→住まいを転々をする人

と言う造語です。

市橋正太郎さんが先駆けとして有名です。

 

過去には、Yahoo!ニュースでもアドレスホッパーについて取り上げられていました。

1箇所に留まらず、いろいろな場所を行き来しながら過ごすこのスタイル、個人的にとても興味があります。

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アドレスホッパーの暮らし方は?

では、アドレスホッパーとは実際にどんな生活をしているのか?

先ほど取り上げたYahoo!ニュースの記事内では、このような感じで紹介されていました。

  • 住まいは安価な宿泊所、ゲストハウスなど
  • 荷物は数日分の着替え、洗面用具、パソコンなどリュックに収まる程度
  • 他の宿泊客との交流を楽しんでいる
  • 実のところ節約にはならず、旅費・飲食代が結構かかる
  • 荷物などはレンタル(サブスクリプション)を利用することも
  • 持ち歩かない洋服は倉庫サービスなどを利用する

実のところ、アドレスホッパーはネットカフェ難民や日本を縦断して住み込む季節労働者のイメージがありました。

でも実際は貧困などでそうなったわけではなく、自ら望んで転々と動き、定住先で他の宿泊者と積極的に交流しているのです。

 

アドレスホッパーが具体的にどんな仕事をしながら過ごしているのかは人それぞれではありますが、たいていはノマド的なことをしているケースが多いようです。

パソコン1つあればできるIT関係の仕事、プログラマやWEBデザイナー等。

ブログなどで生計を立てている人も当てはまるのかな?

中には短期のバイト(体を動かす系)をしながら移動するアドレスホッパーもいるかもしれませんね。

ミニマリストとの共通点や相違点は?

アドレスホッパーがどんな暮らし方をしているのか、だいたいイメージがついたと思います。

あちこち転々とするので、荷物は必然的に少なくなります。

物が少ないというとミニマリストと似ている部分もありますね。

実際、私もそう感じたのでアドレスホッパーに興味を持ったわけですが。

 

でも、ミニマリストとアドレスホッパー、

似ている部分もありますが、そうでもないところもあります。

共通している点は「持ち物が少ない」ぐらいです。

 

ミニマリストの場合、単に物が少ないだけではありません。

余計なものは買わず、使うものは厳選し大事に長く使う、

モノだけでなくお金や時間も大事にし、無駄な出費をせず、余計なことに時間を使いません。

中にはミニマリストっぽいアドレスホッパーもいるでしょうけど、結構いろいろなところで出費をしているようなイメージがあります。

 

とはいえ、そもそもミニマリストも結構定義は曖昧です。

持ち物をできるだけ減らし、必要最小限の物だけで暮らす人。自分にとって本当に必要な物だけを持つことでかえって豊かに生きられるという考え方。「最小限の」という意味のミニマル(minimal)から派生した造語。
何を持ち何を持たないかは人それぞれ。

コトバンク「知恵蔵の解説」より引用>

アドレスホッパーの場合は定住していないというスタイルがはっきりしていますが、ミニマリストは住まいの有る無しすら明確ではありません。

あくまで「自分が必要なものだけ持つ」のがミニマリストですので、いろいろなタイプの人がいてもおかしくありません。

もしかするとアドレスホッパーはミニマリストから派生したものと言っても良いかもしれません。

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アドレスホッパーは若いうちならば生活していけそうな気がする

以上、アドレスホッパーというライフスタイルについて取り上げました。

ミニマリストとの比較云々は置いといて、自分もやってみたいなあという気持ちにはなりました。

ですが、この生き方も若いうちだからこそ出来るのだろうなというのが正直な感想です。

  • 日本で暮らすにはどうしても住民票の登録は必須
  • 若いうちは実家に住民票を置いても大目に見てもらえる
  • ある程度の歳になると家族の問題(介護等)もあり、常に転々ともしてられない
  • やりたくても体力と気力がついていかない

言い訳がましく聞こえるかもしれませんが、みんながみんなアドレスホッパー的な生き方が出来るわけではありません。

それに、定住しない生き方って、思った以上に冒険しているところもありますし、それなりのリスクだってあります。

 

もし、私のようなアラフィフがアドレスホッパーのようなスタイルで過ごすならば、2拠点生活がせいぜいいいところでしょう。

今は札幌に自宅がありますので、普段はそこをメインに過ごし、数ヶ月に1度、東京や他地方もゲストハウスやウィークリーマンションなどで過ごすくらいがちょうどいいのかなと。

(本来の2拠点生活は首都圏にメインの自宅を構え、地方の空き家などを格安で買うか借りて、そちらでも暮らすというものですが)

私もあと20年、いや10年遅く生まれたらアドレスホッパーになって放浪するのも悪くなかったかな思っています。

 

こちらの本の著者は、少し前にアドレスホッパーとしてネットなどで取り上げられてことがありました。

教師でもこういう生活ができるものなのですね。