思い出の品、特に人生の区切りにもらったものを処分するときは、どうしても悩んでしまいます。
その中でも学校の卒業証書や卒業アルバムってなかなか捨てられないですね。
というか、捨てるという発想自体ないでしょう。
でも、正直なところ、卒業アルバムならたまには見返す機会はあるかもしれませんが、卒業証書を見直すことなんてありますか?
とはいえ、自分の人生の節目に得た大事なものであるし、大した大きさでないので、そのまま奥にしまい込んでいませんか?
私は卒業証書を捨ててしまいました。
場所をあまりとらないとはいえ、持っていれば邪魔になるし、見返すこともありません。
今回は、卒業証書を捨てた理由、
そして学校を卒業したことを証明しなければいけないケースでの対処法についてまとめました。
ミニマリストの私が卒業証書を捨てた理由
私が卒業証書を捨てたのは、次のような理由からです。
- 私自身、思い出に執着しないタイプ
- ずっと実家に置いてあり存在を忘れていた
- あったからといって見返して思い出に浸ることはしないから
- 正式に卒業を証明する書類にならない
実家を出る時に卒業アルバムや卒業証書などの類は全て置いていきました。
たまに実家に戻っても、奥から引っ張り出して見返すことなんてまずないですし、そもそもそんなものあったっけというぐらい、存在そのものを忘れていました。
何十年かぶりに引っ張り出すことになったのは、両親が田舎へUターンするので家の片付けを手伝っていた時です。
その時に、実家に置いておくと邪魔なので引き取れと言われてしまいました。
仕方なく、中身を確認しつつ久しぶりに卒業証書を見たのですが、特にこれといった感情は出てきませんでした。
母親が持っていかないなら捨てたらと言ってきたので、じゃあそうしようということで、写真だけとって燃えるゴミとして捨ててしまいました。
ちなみに卒業証書は卒業したことを正式に証明する書類になりません。
人に見せて、ああこの学校を出たのだということは伝わりますが、公的な場面では使えません。
そういうことも含め、手元になくてもいいだろうと判断し、卒業証書を手放しました。
もし学校を卒業したことを証明する必要が出たらどうする?
卒業証書は正式な証明書になりません。
ところで、学校を卒業したという証明をする時ってあるのでしょうか。
おそらく滅多にないかもしれませんが、使うケースとしては次のような場合です。
- 高校や大学入試試験を受ける時
- 一部の資格試験で必要(衛生管理者など)
学校の入試は卒業見込みや卒業後1~2年ぐらいの時期なので、あまり意識することもないでしょう。
この時に「調査書(内申書)」というような形で願書と共に提出します。
卒業証書の原物や複製(コピー)ではダメです。
また、卒業からかなり経って必要になるケースに出くわす場合もたまにあります。
主なものが、資格試験などの受検条件の中に学校を高校や大学を卒業したことを証明しないといけない場合です。
私自身、会社員時代に衛生管理者の資格を取得しなければいけなくなり、その時に大学の卒業証明が必要になりました。
この時提出するのが、大学で発行される卒業証明書です。
取りに行くのが面倒だからと言って卒業証書をコピーしてもダメです。
結局、公的に学校を卒業することを証明する方法というのは卒業証書ではなく「卒業証明書」になるのです。
その証明書も、都度申請すれば良いわけで、これなら卒業証書がなくても問題ありません。
高校や大学の卒業証明書は、自分の出身校に申請すればすぐに発行してくれます(たいていの場合、有料です)。
小学校や中学校の場合、私立であれば出身校へ申請となることが多いですが、公立(市町村立)だと各市町村役所の教育委員会などに問い合わせれば発行してもらえます。
ただ、小中学校の卒業証明書が必要になるケースは滅多にないでしょうけど。
卒業証書を捨てたからといって卒業した事実は消えるわけではない
以上、私が卒業証書を処分した理由と、卒業を証明する場合の方法についてまとめました。
とりあえず伝えたかったのは、卒業証書が手元になくても困ることはないということです。
私の場合は、小学校から大学に到るまで、学校に対しそこまで強い思い入れがあるわけでもありません。
それに卒業証書や卒業アルバムが手元にないからと言って、学校へ行った事実が消えるわけではないので、思い切って捨ててしました。
ただ念の為、写真を撮って記録として残しました。
(2枚目と3枚目の卒業証書の写真は私が実際にもらったものです)
形ある物として保有するのが煩わしいのであれば、写真に撮って現物を処分するというのもありかなと考えております。
とはいえ、卒業証書や卒業アルバムに対して持っている感情というのは人それぞれで、「卒業証書なんて邪魔になるだけだから捨ててしまえ」と推奨しているわけではありません。
今回は卒業証書や卒業アルバムがなくても、私のように特に問題なく生活している人もいるというのが伝われば十分です。
でも、もしかすると捨てる以前に、もう失くしちゃったという人も多いかもしれませんね。