私がミニマリストになった理由の1つに、物を少なくすればお金を使うことなく節約できるだろうという考えがありました。
正直、頑張って働いてもなかなか給与が上がらず、なかなかお金もたまらずモヤモヤしていた時期がありました。
お金を貯める方法は、
- 収入を増やす
- 支出を減らす
極端にいえば、この2択しかありません。
(投資するというのもありますが、これは収入を増やすに含めます)
昭和の終わりから平成にかけバブルが崩壊し、頑張っても収入がなかなか増えない。
そうなると支出を減らして節約するしかない。
そんな苦しい暮らしを続けているという声も聞こえてきそうです。
私もその一人で、収入は今後頑張って増やすとして、支出を減らし節約するにはどうすればよいだろうか?
そして導き出したのがミニマリストになることでした。
おかげで支出を減らすことはでき、少しずつお金も貯まるようになりました。
でも、そういう生活を続けていると1つの疑問にぶち当たります。
「貯めたお金って、一体何に使いたいのか?」
お金の理想的な使い方は「形に残らない」ものに費やす
頑張ってお金が貯まったのは喜ばしいことですが、じゃあ一体どんなことに使いたいのか?
まあ、そんなのは人ぞれぞれなので、自分が好きなように使えばいいのです。
そう言ってしまうと話が終わってしまいますが、結局は自分で自由に決める、どんなことにお金を使ったら満足するのかなんて人それぞれですから。
では、私自身はどんなことにお金を使いたいのか?
数年前にふと思いついたことをSNSでつぶやいていました。
お金のことを考える時、いつも思っているのは、
・形に残るものより残らないもの
・物より事
・記録より記憶あの世には何も持っていけないのだから、体験にコストを使いたいです。
明日、その辺のことを整理してブログに書いてみよう。#ミニマリスト
— きたかぐら #北海道のミニマリスト (@kita_kagura) 2019年7月4日
X(旧Twitter)で呟いたことをそのまま掲載しましたが、私の場合は形に残るものではなく、経験として記憶されるものに使いたいと考えてます。
簡単に整理すると、お金を使って様々な体験をして、自分の記憶に残り、血となり肉となればいいのです。
「形に残らない」ものにお金を使うことって具体的にはどんなことか?
私がお金を使いたいことは、
- 形に残るものより残らないもの
- 物より事
- 記録より記憶
なんか仰々しく書いてしまいましたが、実際にはそんな大層なものではありません。
- ちょっと美味しいものを食べたい
- 自分が満足な体験ができるお店やサービスを利用したい
- 色々な観光地に出かけて、様々なものを目にしたい
こんなことで良いのです。
多分、ちょっと頑張れば叶えられるものです。
私自身、生きているうちは様々な美味しいものを飲み食いしてみたいという欲望は昔からあります。
また、日本及び世界各地の自然の絶景、歴史的建造物等々を見て回るのも好きで、それこそ死ぬまでに生きたい絶景をこの目に焼き付けたいという夢もあります。
今はなかなか叶えられていませんが、健康で体力のあるうちに叶えたいです。
それには、当然それなりの資金がなくてはいけませんので、それに向かって頑張っているところです。
ミニマリストになる前は形に残るものにお金をかけていた
今では物に執着しなくなりましたが、ミニマリストになる前は逆に形あるものにお金をかけるのが当然と考えていました。
そんなに多くもないお金を有効に活用するには、自分の手元に長く残るものに使わないと勿体ないと考えていました。
お金をパーッと使って何も残らないのが寂しいと思っていたのです。
どこか旅に出た時は、何か記念になるものを必ず購入して、部屋に飾っていました。
また読んで為になった本はずっと手元に残しておくのが当たり前でしたので、一時は1,000冊以上所有していたこともありました。
それこそ壁一面の本棚を備え付けた部屋を作るのが夢だった時期もありました。
でも、物に対する執着も徐々に薄れ、今では必要なもの以外は持たない身になりました。
以前、「人は死んでしまったらあの世に何も持っていけないので、最後は何も残す必要はない」と、どこかで見聞きし、気が付いたらミニマムな暮らしが身についてしまいました。
今では物に執着するのがバカバカしく感じ、心と体も軽くなった気がします。
結局節約するにしても自分が何に一番お金を使いたいかは常に意識するべし
以上、私なりのお金の使い方についての考え方をまとめました。
私の場合はミニマリストという生き方があっているせいか、物より様々な経験にお金を使いたいということを語りました。
でも、言いたいのは節約するのは良いのですが、それを何に使いたいのかは常に考えておいた方が良いということです。
私みたいみたいに経験に使うのも良いですし、それこそずっと欲しかったお宝を手にする為に使っても良いです。
中には自分ではなく家族のために使いたいというケースだってあるでしょう。
お金を何に使いたいかは、人それぞれで構わない。
でも、何に使いたいか分からず、ただ漠然と節約していたらモチベーションが続きません。
今は苦しいけど金を手にしたら思い切り贅沢してやるんだと、あまり具体的な目標でなくとも全然構わないです。
お金は時として人を狂わすこともある怖いものですが、夢を与えてくれることもあります。
苦しい生活が続くと目標・目的を失いがちですが、何のために節約しているのかは忘れないようにしたいものです。