家のど真ん中にある電信柱がある不思議なカラクリ屋敷の本

日常・雑記

今回も過去に趣味で北海道に関する本を集めていたときに見つけた不思議な1冊から。

今になると、なぜこの本を見つけられたのか自分でも謎なのですが、今でも印象に残っている本の1つです。

 

「ミドリさんとカラクリ屋敷」

 

主人公であるおばあさんが北海道江別出身だったというのが唯一の繋がりなのですが、内容はとても個性的で面白かったです。

今回は当時書いたレビューと共に取り上げたいと思います。

 

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「ミドリさんとカラクリ屋敷」とはどんな内容なのか

この表紙に写っているミドリさんが話の主人公です。

「ミドリさんとカラクリ屋敷」が書かれた2012年当時で97歳なので、現在は存命なのかどうかは不明ですが、とてもパワフルで元気なおばあさんです。

 

商品説明では次のように記されています。

電信柱が突き出た家に住むミドリさんの正体は!?
屋根から電信柱が突き出た不思議な家。そこに住む97歳の元気なおばあちゃん、ミドリさん。27歳の著者は、謎多きこの家とミドリさんにひかれ、電信柱のお屋敷に通うようになる。そして…。

amazonの商品ページより引用>

 

この本を書いた著者が、近所でたまたま見つけた変な家。

興味を引かれて通い詰めるようになり、カラクリ屋敷の秘密や主のミドリさんの半生などが次々と明らかになります。

その内容がとても独特で面白語ったのをよく覚えています。

建築関係の本だと思って買った読者には物足りなかったようですが、ミドリさんのドキュメンタリーとしてなら、読み応えがあります。

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「ミドリさんとカラクリ屋敷」もレビュー

ここで「ミドリさんとカラクリ屋敷」が発行された当時に、私が読んだレビュー(感想)を紹介します。

(一部加筆・修正あり)

 

久々に面白く読みごたえのあるノンフィクションを読んだなあと思わせる1冊でした。

『ミドリさんとカラクリ屋敷』タイトルだけではどんな内容なのだろうと考えてしまいます。
忍者の話?、それとも大きな家に迷い込んだ少女が迷宮に迷う物語?、
などなど様々な想像がふくらみますが、主人公は御年97歳のおばあさんです!

話は著者が高校時代に住んでいた湘南(神奈川県平塚市)で見つけた奇妙な家が始まりです。
その家は、屋根から電信柱が突き出ており明らかに普通ではありません。
興味を持った著者が家を訪ねると、そこに住んでいたのはミドリさんというおばあさんでした。

どうしてこんな家を建てたのか話を聞いてみると、この家はミドリさんが自分で設計したというではありませんか。
この家のルーツは、北海道で暮らしていた家に回転扉など忍者屋敷みたいなカラクリがたくさんあり、それを真似て作ったらしいのです。

ますます謎は深まります。

著者が高校を卒業し京都の大学に進学後も、カラクリ屋敷の興味はまったく尽きず、ルーツを探るためミドリさんが育った北海道”新潟村”での生活を詳しく聞いたり、実際に”新潟村”を訪問したりと謎解きは進みます。
(”新潟村”は江別市野幌付近あたりで、実際にはこういう呼び名ではなく、新潟からの移住者の村であったことから住民はそう読んでいました。)

ミドリさんは結婚後に上京し、今の住まいに「カラクリ屋敷」を建て、その屋敷に隠された秘密を探るところまで話は進みます。
その先の秘密は実際にその目で確かめてみてください。


とにかく、このミドリさんさんのキャラクターがとてもユニークでそれだけでも面白いのですが、カラクリ屋敷と絡ませると話が何倍にもふくらみ、読み進めるのが楽しかったです。

一応、建築の読み物としてジャンル分けをされているようですが、普通のノンフィクションとして読んだ方が面白いです。
100年ほど前にミドリさんが生まれ育った頃の北海道の暮らしについても書かれており、歴史的観点からも興味深い内容です。

 

とにかくミドリさんが飛び抜けた個性の持ち主で、とにかくおもろかったです。

読んでから時間が経ってしまったため具体的な内容はあやふやなのですが、読み応え抜群でした。

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「ミドリさんとカラクリ屋敷」電子書籍版も出ています

以上、「ミドリさんとカラクリ屋敷」について、色々と紹介しました。

かなりレアな本なので、ほとんど知られていないでしょうけど、隠れた1冊といっても良いかもしれません。

 

現在、文庫版と電子書籍版が発行されておりますので、手に入れるのは容易かもしれません。

発行部数は多くないでしょうから、中古などで手に入れるのは逆に難しいかなと思います。

 

 

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